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東京大学が秋入学(9月入学)に移行する中間報告
東京大学が秋入学(9月入学)に移行するという中間報告について、メリット、デメリットなど掲載しています。
東京大学が秋入学に全面移行する中間報告の概要
東京大学は、学部の春入学を廃止して
国際基準に合わせて秋入学への全面移行を求める中間報告をまとめました。
高校卒業から大学入学までの約半年間は、
ギャップタームとして、ボランティア活動や企業インターンなど
様々な活動を自発的に求めることになりそうです。
メリット、デメリットとしては、以下のような事項が考えられます。
メリット
- 欧米の主要大学と合わせることで海外からの留学生の受け入れ、東大からの留学生の送り出しがしやすくなる。
- 学生、教員の流動性がアップする。
- 4月入学で、7〜9月の夏休みで分断されるデメリットを解消できる。
- ギャップタームに学業に縛られない様々な経験を得られる期間で、ボランティアや企業インターンなどを行い勉強一辺倒の価値観をリセットできる。
デメリット
- 国内の優秀な高校生が海外へ流出してしまうリスクがある。
- 東大だけ、他大学との交流が薄れる可能性も。
- 実質的な就業期間が延びることになり、家計負担が増す。
- 企業の春一括採用と折り合いがつかず、就職が困難ないし収入が下がる可能性も。
- 企業の採用や公的な資格試験は4月入学が前提になっている
- 大学の休業時期も変更になり、入試を行なう際の負担が大きい
- 上記の理由により結果的に希望者が減り、入学生の学力低下の可能性も。
といったところです。
主要な欧米の大学は、9月入学で6月卒業の大学が多いため
東京大学は卒業時期についても、今後は調整していくことになるかもしれません。