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NBA選手のフィジカル(身体能力)テスト結果とその所感

NBA選手のフィジカルテスト結果一覧の紹介

ドラフト候補生たちのプレドラフトキャンプにおける身体能力テスト結果が公開されています。
以下、一覧にまとめました。
補足については、表の下部に記載しています。

2009年ドラフト候補生身体能力テスト結果一覧

名前
身長/靴無し
身長/靴有り
体重
ウィングスパン
リーチ
体脂肪率
垂直跳び/助走無し
垂直跳び/助走有り
ベンチプレス
Lane Agility
3/4 コート走
ブイレク・グリフィン
(2009年ドラフト1位)
204.5
208.3
112.5
211.5
266.7
8.2
81.3
90.2
22
10.95
3.28
ハシーム・サビート
(2009年ドラフト2位)
216.5
219.7
121.1
229.2
287
6.7
NA
NA
NA
NA
NA
タイリーク・エバンス
(新人王・オールルーキー1st)
193
196.2
100.2
211.5
264.2
7.1
72.4
86.4
7
11.81
3.17
ステファン・カリー
(オールルーキー1st)
188
191.1
82.1
191.8
246.4
5.7
74.9
90.2
10
11.07
3.28
ダレン・コリゾン
(オールルーキー1st)
183.5
186.7
75.3
190.5
245.1
5.7
77.5
85.1
9
10.45
3.10
タジ・ギブソン
(オールルーキー1st)
204.5
207.6
97.7
223.5
273.1
6.6
64.8
76.2
12
11.56
3.41
マーカス・ソーントン
(オールルーキー2nd)
189.9
192.4
90
195.6
251.5
4.8
78.7
83.8
14
10.73
3.28
デジュアン・ブレア
(オールルーキー2nd)
196.2
199.4
125.6
218.4
270.5
12.0
66.0
83.8
18
11.50
3.45
ジェームス・ハーデン
(オールルーキー2nd)
193
196.2
100.7
210.2
262.9
10.1
80.0
94.0
17
11.10
3.13
ジョニー・フリン
(オールルーキー2nd)
181
184.8
88.9
193
242.6
6.3
83.8
101.6
10
10.86
3.23
ジョーダン・ヒル
206.4
208.9
105.2
217.2
274.3
6.0
78.7
88.9
11
12.23
3.30
ディマール・デロザン
196.9
199.4
95.7
205.7
260.4
4.9
73.7
97.8
5
11.88
3.31
アール・クラーク
204.5
208.9
103.4
219.7
278.1
5.2
72.4
83.8
5
11.17
3.35
タイラー・ハンズブロー
203.8
207
106.1
212.1
269.2
8.5
69.9
86.4
18
11.12
3.27
B.J. マレンズ
212.7
212.7
117.3
217.2
281.9
8.5
72.4
82.6
10
11.10
3.45
ダニー・グリーン
196.2
199.4
94.3
208.3
261.6
5.6
73.7
83.8
15
11.30
3.30
テレンス・ウィリアムス
195.6
198.8
96.6
205.7
262.9
5.1
77.5
94.0
9
11.15
3.18
ジュルー・ホリデー
191.1
193.7
90.3
200.7
255.3
6.3
72.4
86.4
6
10.64
3.21
A.J. プライス
184.2
188
87.5
192.4
246.4
12.4
66.0
78.7
11
10.99
3.22
タイ・ローソン
181
184.2
89.4
184.8
240
6.6
73.7
92.7
14
10.98
3.12
名前
身長/靴無し
身長/靴有り
体重
ウィングスパン
リーチ
体脂肪率
垂直跳び/助走無し
垂直跳び/助走有り
ベンチプレス
Lane Agility
3/4 コート走

★”NA”公開されていないもの。
★単位について
身長など長さの単位は”cm”、体重など重さの単位は”kg”、速さの単位は”秒”です。
★Lane Agility:選手のクイックネス・切り返しの速さを測定するドリル。タイムが速いほど、クイックネスがあると言えます。
★3/4コート走:コートの3/4(約21m)を走り、直線の速さ・加速を測る。
★ベンチプレス:ベンチプレス83.9kgを挙げることができる回数を測る。

フィジカルテスト結果一覧から

個人的に気になっているのは、ステファン・カリーの結果。
NBA入団前は、あくまでピュアシューターであり、フィジカルについてはそれほどではない、という前評判だったと記憶しています。
しかし、フタを開けてみると垂直跳び(助走有り)では90cmを超え、ベンチプレスでも10回を記録しています。
ピュア・シューターと言われ、一番の武器はシュートでありながらも
これだけの身体能力を見せられるのがNBAだと思います。
結果、カリーはシュートによる得点能力だけでなく、スティール、アシスト、リバウンドでもガードとして十分な数字を残しています。

同じテストを日本の高校、大学、JBL、bjでも行うとどうなるんでしょうかね。
ぜひ、NBAと全く同じフィジカルテストを実施してみてほしいものです。
NBA選手たちと同じフィジカルテストをしていると思えば興味も出てくるだろうし、
実際にどれぐらいの差があるのか、現実味のある数字として見られるようになると思いますので。

新人王を獲得したケビン・デュラント、そして2009-2010年シーズン新人王のエバンス。
ともに身長だけでなく手の長さに特徴があります。
こればかりは、日本人も(全ての国の人にとって)得難い才能であると考えられます。

この差を埋めるには、他の能力やスキルで補わなければなりません。
数字に表しやすく、バスケットボールにおいて重要で、わかりやすいのがパワーだと思います。

しかし、これは予測ですが、約84kgのベンチプレスを10回以上こなせる選手、
日本人にはいないんじゃないかなぁ。。
いくらシュートが上手でサイズがあるとしても、まずは基本としての下半身、そして強靭な上半身が
必須能力だと思います。

そして、上記はあくまでドラフト生たちの数字です。
KGやデュラントはNBA入団当初は線が細かったですが、トレーニングを重ねて強くなりましたし
ほぼ全選手がさらに強くなっていることが考えられますので、
NBAプレイヤーになるだけでなく、活躍するためにはさらなる身体能力が必須となると考えられます。

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